家康公 合戦の地へ行ってみよう特集 -1-
- ハピなび編集部
- 2023年9月8日
- 読了時間: 3分
日本全国、家康公ブーム! 出身地の愛知県民としては誇らしいけれど、偉人すぎて、なんだか架空の人物みたい?! 県内には天下取りのキーポイントとなった合戦の地が多くあります。家康公は確かにあの時、ここにいた! そんな合戦地を訪れて、家康公をリアルに感じてみませんか!
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小牧・長久手の戦い
秀吉との唯一の直接対決!
織田信長の後継者争いの中、天正12年(1584)に羽柴(豊臣)秀吉と織田信雄・徳川家康の間に起こった合戦。羽柴軍が犬山城を占拠したことに対抗し、家康公はすぐさま小牧山城を訪れて大規模改修を行い、本陣としました。
両軍がにらみあう状況で、羽柴軍は家康不在となっている本拠地・岡崎城を狙う作戦を決行。途中で気づき、追ってきた家康軍と長久手付近で激しい戦闘となりました。戦いでは家康側が大勝利を収めたものの、覇権争いには秀吉が勝利。ただ、その後に家康が天下を統一する大きな布石となりました。
小牧・長久手の戦いは、家康と秀吉が直接対決した最初で最後の戦い。そして、家康に仕えた徳川四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)全員が出陣し、戦った唯一の合戦でもあります。
小牧山や長久手の合戦地は家康ゆかりの地として尾張徳川家の手厚い保護を受けて守られたため、現在も当時の遺構などがよく残り、歴史トリップを楽しめます。
小牧山城〈小牧市〉
織田信長が1563年に築城。小牧・長久手の戦いで家康が本陣を構えました。今も家康が整備した土塁や空堀などが残っているので、歩いて探してみよう。山頂・山麓にある展示施設を訪れると、より興味が深まります。
小牧市堀之内1-1、Pあり/TEL0568-72-0712(小牧市歴史館)、TEL0568-48-4646(れきしるこまき)

小牧山歴史館
小牧山山頂にある天守のような建物の展示施設。戦国時代の小牧山について紹介しています。
常設展示室入場料:一般200円、18歳以下無料※れきしるこまきも入場も可/9:00~16:30(常設展示室入場は16:15まで)/第3木曜・年末年始休館

☆展望室からの眺めを動画で見てみよう!

れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)
小牧山の南麓にあり、小牧山の歴史や文化、自然を紹介する施設。
常設展示室入場料:一般200円、18歳以下無料※小牧山歴史館にも入場可/9:00~17:00(常設展示室入場は16:30まで)/第3木曜・年末年始休館
◆企画展「小牧・長久手の合戦」9/20(水)まで開催中!入場無料




古戦場公園〈長久手市〉
激戦場は公園になっていて、羽柴軍の有力武将、池田恒興・元助父子が討死したとされる場所に塚などがあります。武将の塚や陣跡は近隣に点在。園内にある長久手市郷土資料室で合戦や武将について学んだら、レンタサイクル(無料・12台)を借りて史跡巡りもしてみよう。
長久手市武蔵塚204、Pあり

長久手市郷土資料室
長久手の戦いに関する資料や市の民俗資料を展示。合戦をわかりやすく紹介した「長久手合戦ガイド」をWEBで公開中。
TEL0561-62-6230/入室無料/9:00~17:00/月曜・祝日の振替日、年末年始休室
◆特別展「小牧・長久手の戦いと徳川四天王」10/15(日)まで開催中!


色金山歴史公園〈長久手市〉
長久手の戦いで家康が最初に着陣した場所。軍議の際、家康が腰を掛けたと伝わる床机石(しょうぎいし)が山頂に残ります。
長久手市岩作色金37-1、Pあり

公園内には犬山市の国宝茶室「如庵」を模した「胡牀庵(こしょうあん)」や立礼席のある茶室があり、お抹茶体験ができます♪(一服 250円 、季節の茶菓子付き)
TEL0561-61-3131/9:30~16:00(抹茶は15:30まで)/月曜・祝日の振替日・年末年始休室

小牧・長久手の戦い〈両軍の動きMAP〉

◇ ハピなびなごや / ハピなび津島 / ハピなび一宮・稲沢2023年9月8日号 掲載情報
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