週末お出かけ!昔話のスポットめぐり -1-
- ハピなび編集部
- 2024年5月10日
- 読了時間: 3分
週末にぶらりと「昔話」のスポットを訪れてみませんか。個性豊かな場所の魅力と、プラスαの周辺観光も楽しみに出かけましょう!
STORY 01
浦島太郎
有名な昔話とは別に、輪之内町では昔、魚とりが上手な若者が、寄りつかないように言われていた川へ投網して水中に引き込まれ、乙姫にとがめられた「大榑川の竜宮伝説」が伝わります。
乙姫公園
・岐阜県安八郡輪之内町海松新田1112-2(稲荷神社)
・Pあり
※私有地のため、マナーを守って見学してください。
池に立つのは10mを越える高さの巨大乙姫像! 乙姫と見つめあうように陸地には浦島太郎の姿が。巨大な鶴や躍動感ある白馬などの動物像、そして稲荷神社の赤い鳥居に迫力満点の龍の大灯籠も! 独特の世界観に心ひかれます!


◎個人が造った公園で、今も私有地!!
「公園」と呼ばれているけれど、この場所は隣接する日八工業株式会社さんの私有地。同社を設立した牧野柳平さんは地域発展に貢献した地元の名士で、この辺りで川遊びする子の水の事故が多かったことから、子どもたちが安心して遊べる場所をと公園を造ったのだそう。
最初に造られた像は稲荷神社の龍の灯籠。その後、浦島太郎、乙姫と少しずつ増えていったことを、柳平さんの孫嫁の牧野佳子さんが教えてくださいました。
◎なぜ浦島太郎??
佳子さん「誰もが知っているお話で、浦島太郎は生き物をかわいがって助けますよね。柳平さんはそうしたことの大切さを子どもに教えたかったのだと思います」
浦島太郎や乙姫の像を造るにあたり、柳平さんは京都や東京の古書店に足を運ぶなどして研究し、熱心に取り組んでいたとか。乙姫像の完成は昭和40年。当時は浦島太郎像のすぐ前が川岸で、乙姫像は川の中に立っていたそうです。
◎乙姫像はなぜ巨大??
佳子さん「話題性を狙ったのかもしれませんが、仕事がら土木業で大きな構造物を造っていましたから、大きいものを作る発想が生まれたし、造る技術もあったということでしょう。今では地元の子は減りましたが、たくさんの人が訪れてくれるのはうれしいですね」
乙姫公園のある輪之内町は長良川と揖斐川にはさまれ、川の氾濫から守るために町を堤防で囲んだ「輪中」発祥の地と言われます。名古屋方面から大小の川を越えてたどり着く公園までの道中で、風土も感じてみてくださいね。



乙姫さんへの手紙を投函すると、輪之内町ホームページにお返事が掲載されます。
立ち寄りSPOT
乙姫公園から車で約5分

■ 千代保稲荷神社
商売繁盛・家内安全のご利益があるとされ、「おちょぼさん」の愛称で親しまれる神社。参道や周辺には120軒ほどの店が軒を連ね、参拝者でにぎわいます。
海津市平田町三郷1980
TEL0584-66-2613
食べ歩きが楽しい!
おちょぼさんグルメ
串カツ、草餅だけじゃない! 神社界隈にはおいしいモノがいっぱい!

■ アイス工房ケルン
川瀬牧場経営の手造りジェラート専門店。ミルクの味わいが濃厚。よもぎ味はココならでは! シングル350円
11:00~17:00(土日祝~18:00)、不定休、TEL0584-66-4243

■ 餃子工房いろどり
おちょぼ稲荷の新名物!「稲荷餃子 4個550円」。餃子の皮が油揚げでジューシー!
11:00~15:00(土日~17:00、月末・年末年始は夜まで営業)、金曜定休、TEL070-5478-0411
◇ ハピなびなごや / ハピなび津島 / ハピなび一宮・稲沢2024年5月10日号特集
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