ステンドグラスに響いた弦楽四重奏

名古屋控訴院100年祭スプリングコンサート

　名古屋市市政資料館では、昨秋から建物創建100年を記念して謎解きや建物ツアーなどさまざまなイベントでお祝いする「名古屋控訴院100年祭」が開催されてきました。そのフィナーレとして3月11日、スプリングコンサートが開かれ、集まった310人余が弦楽四重奏の調べを堪能しました＝写真。

　演奏はセントラル愛知交響楽団の皆さんら。運営は名古屋市文化振興事業団。日本でも有数のステンドグラスをいただく中央階段室が会場となり、開演前早くから入場待ちの長い列ができました。

　色鮮やかなドレス姿で４人は踊り場に登場。メモリアル演奏会に合わせて選んだプッチーニの歌劇「トゥーランドット」より誰も寝てはならぬ、ＮＨＫドラマ「坂の上の雲」主題歌ＳｔａｎｄＡｌｏｎｅ、日本の歌メドレーなど6曲を奏でました。建物全体に響き渡る澄んだ音色。曲が終わるたびに大きな拍手が会場を包みました。

◇ ハピなびなごや2023年4月14日号東部版 掲載情報